1949-05-21 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第25号
こういうような戰勝國であつてさえも、かかる公益に関係のあるところの機関というものは、これはいわゆる社会化の方向をとる國有制度を前提としなければならないのに、敗戰の結果、資材の足りない、輸送機関の荒れはてたる日本におきまして、こういうような時代と逆行し、日本の現状を無視するような、乱暴きわまる法案が、民主自由党の公約実行のために出される。
こういうような戰勝國であつてさえも、かかる公益に関係のあるところの機関というものは、これはいわゆる社会化の方向をとる國有制度を前提としなければならないのに、敗戰の結果、資材の足りない、輸送機関の荒れはてたる日本におきまして、こういうような時代と逆行し、日本の現状を無視するような、乱暴きわまる法案が、民主自由党の公約実行のために出される。
○平田政府委員 種牡馬の國有制度につきましては、現在政府におきまして北海道を中心として、二十五の種畜場を経営いたし、そこにおります馬のほかに、さらに民間に貸付のものも仰せのようにあるのであります。政府もこの種牡馬を飼育しておるという制度につきましては、從來の馬政計画が軍馬というものを主としたという点もあつたのであります。
それからソ連の方はいわゆる國有制度という制度が日本には全面的に採用されておりません関係で、参考にはならないのじやないかとこう思つております。 それから近頃ニユージーランドの方と交渉いたしまして、ニユージーランドの社会保障制度等につきまして今資料を求めております。そのニージーランドの制度は、大体我々が今考えておるような制度にやや似ておるような感じがいたします。
まだほかにもありましようが、このうちで國有制度ということは、なかなか言うべくして容易に行われない。炭鉱の問題でも非常な困難をきわめているような國情のもとにおいては、これはまず當分望みがない。それならば共同農場制はどうかと考えますと、これは實際やつてみて非常に困るときがくることが見えておると、まず考えていいと思います。